重度の顔面麻痺発症から2年10ケ月経った今の顔の状態は・・・

顔面麻痺発症から2年10カ月経った現状というと・・・

今も思うように動かなせない顔半分を、一日に何度か、手のひらでマッサージする。するとほっぺたの位置に変化があるように見える。

厳密に言うと、発症直後は麻痺側の目が閉じない、涙がでない状態が1年続いたが、今は思うように目も閉じるし、悲しい時は両目から涙がでる。口も少し開くことができる。

今の自身の麻痺の感覚は、歯医者さんで治療する時の麻酔の注射をかけられている感覚。顔片側だけジーンとしたままで、意思にそった表情ができない。

周りの人は、麻痺があるなんてわからないと言ってくれるが、残念ながら歪んでる。鏡を見てもそうだが、特に写真を撮ると顔の歪みがはっきりわかる。疲れた時や睡眠不足の時なんかだと、吊り上がっているように見える。もう2年10ケ月になるこの状態に、慣れたと言いたいところだが、やっぱり元に戻りたいとマッサージする。

顔面麻痺の治療にステロイド投与したけど・・・

発症後にステロイド投与したが、効果が出なかった。効果がでなかった理由は、発症から時間が経ってからの治療になったからだろうと思う。通常は1週間以内の投与に効果があるといわれているが、10日目からの治療になったからだろうと、自身は考えている。残された手段は、手術という治療提示を受けたが、手術は受けず、自然治癒を選んだ。

薬で効果でないなら、東洋医学の鍼治療で回復を願うも・・・

発症して6か月後、週に1回を3ケ月間、鍼治療も受けたけど、劇的な変化はなかった。

顔面麻痺は耳鼻科医さんでなるべく早い治療をするべきだった!

当時、家族は、仕事を休んで治療をするべきだと勧めた。けれど、仕事をどうしても手放したくなかったから、治療を後回しにした結果、この有様。顔面麻痺は時間との勝負というくらい、治療開始が早ければ早いほど、後遺症のリスクが減るらしい。現状の自身で体感済み。家族の言い分は正しかった。

まさか自分が顔面麻痺になるなんて思ってもなかったし、これまで病院でお世話になる事など、ほどんどなかったから、病院選びにも手こずった。家族が段取りしてくれていなかったら、どうなっていることだろうか・・・。不甲斐ない50代。

顔面麻痺になり免疫低下を自覚し、健康診断をうけたら・・・

自身にやってきた突然の病、けれどこれは氷山の一角で、この1ヶ月後、乳がんが見つかる。

早期発見だった。

乳がんの治療を受け、悪いところは全摘出し再建を選び、今こうして生きている。

健康、お金、あんなにこだわり続けた仕事、いろいろ失って、自分のダメダメぶりを再確認するも生きている。

人生有限だということを実感。こうでもしないと自身の身体のこと、生き方、諸々考えなかったのかと、あきれ果てる。

されども、この年だから、失敗を数えながら生きていても仕方ないし、時間の無駄というより時間がない。

ならば、残りの時間を楽しむ自分の記録をつけていこうとブログを始める。

文章を書くの下手。そもそも、コミュニケーション能力もなく、引っ込み思案で根が暗い。50歳をすぎての治療期間中、人を避け、引きこもり生活にしっかり浸り、心地よかった。

このままでいこうとも思っていたが、最期を迎えるまで楽しいコトを積み重ねていこうと恐る恐る社会に復帰。

第一歩を綴る。

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